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高校生は3日で英語や中国語でプレゼンできるようになるか?ミュージカルをつくれるか?

POINT

たった三日間で、高校生にはどれだけ大きなことが実現できるでしょう。ディスカバ・プログラムに集まった97名の高校生がチャレンジしたのは、英語と中国語のプレゼンテーションとミュージカル。汗と涙の様子をレポートします!

01.

はじめて出会う47名の高校生が、ひとつのミュージカルをつくりあげる。厳しいプロの指導と大学生の応援で、自分の創造性に気づくワークショップ。

47名の高校生が申し込んだミュージカル・ワークショップ。何時間もかけて、全国各地から東京に高校生が集まりました。

多くの高校生は、ダンスなどの活動経験があるようです。ただし3日間でミュージカルをつくるのは初めて。はじめはお互いの自己紹介しながら、緊張をほぐしていきます。

練習場所は鏡張りのスタジオ。優しい大学生たちと、演目や配役を確認していきます。

ダンスの指導はキミホ・ハルバート先生。ベルギーやアメリカのバレエ団を経て、現在はクラシックバレエとコンテンポラリーバレエの専門家です。熱の入る指導に、会場の熱気が高まります。

歌の指導は塚田良平先生。AAAやEXILEのネスミスはじめ、多数のアーティストを育成する実績を持つ声楽の専門家です。芸能の最前線の現場からのメッセージを高校生に伝え、いよいよ歌のレッスンがはじまります。

長いようで短い三日間。先生たちの厳しい指導と、あたたかい励ましで、少しずつミュージカルが形になっていきます。

もちろんうまくいくことばかりではなく、思ったように演技できず、悔しさを感じる瞬間もあります。だからこそ最終日に待っている発表会は、大きな達成感に満ちあふれています。ここで出会った仲間は、生涯の宝物になるでしょう。

02.

ネイティブの講師と、英語でのプレゼンテーションに向き合う3日間。この環境だから本気を出せるグローバル・イングリッシュ・キャンプ。

50名の高校生が申し込んだグローバル・イングリッシュ・キャンプ。受付に訪れた生徒たちは、用意された名札が英語で書かれていることに気づき緊張の表情を浮かべました。

このプログラムは、ネイティブの講師による、とことん英語だけを話すプログラム。日本語を使うことはありません。高校生は英語力によって3つのクラスに分かれ、それぞれのペースでプログラムが進行します。

英語のテストの点数が高いからといって、英会話への対応力が高いかというと、必ずしもそうではありません。講師から英語で問いかけられ、はじめはうまく応えられない高校生も多数います。

そんなとき、サポートスタッフとして教室を支える留学経験のある学生や桜美林大学に留学にきた学生たちが参加者を支えます。年齢の近い先輩による親身なフォローで少しずつ参加者の緊張がほぐれていきます。

三日目に待っているのはファイナルプレゼンテーション。全員が英語での発表に臨みます。英語力の向上と同じくらい、失敗しても大丈夫なんだと自信がつくことで、成長を実感できるプログラムです。

03.

中国語の世界に飛び込む三日間。ネイティブの講師と留学生と、はじめの一歩に踏み出す中国語キャンプ。

世界の言語には沢山の種類があります。2009年に発行されたEthnologueによると、なんと6,900種あるそうです。なんとアジアでは、2,000種以上の言語が使われているといいます。

中でも最大の言語が中国語。およそ10億人が使う中国語は、今や世界最大規模の言語です。

今回、19名の高校生が申し込んだ中国語キャンプ。はじめて中国語に触れる高校生もたくさん参加していました。

一日目は参加者同士、お互いの名前を中国語で発音してみるところから始めます。そして中国語ネイティブの先生から、簡単な挨拶を習います。

そして三日間をかけて少しずつ文法を学んでいきました。普段から触れている漢字も、中国語の文法に沿うと新しい意味を持つことを学んでいきます。

三日目、最終発表のタイミングには、中国を旅行できるくらいの簡単な会話を習得した高校生もいました。きっとその先には、世界中の10億人とコミュニケーションできる未来が待っています。

ディスカバ・プログラムが用意するのは、新しい世界への入口です。

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