「大学は、高校生にどんな力を求めていると思いますか?」
小中高と過ごしてきた学校という環境。高校を卒業した後は、
その一つ手前の過程となる大学入試に向けて、
特に、2019年度で大学入試センター試験が終了し、
この春に高校2年生になる学年から、大学入試が大きく変わります。大学入試センター試験が終わった後に待っているのは、いったいどんな時代なのでしょう。そして、どんな力が求められているのでしょう?桜美林大学入学部長の高原さんに聞きました。
小中高と過ごしてきた学校という環境。高校を卒業した後は、
その一つ手前の過程となる大学入試に向けて、
特に、2019年度で大学入試センター試験が終了し、
これから始まる新しい学習指導要領に向けて、文部科学省は「学力の三要素」を定義しました。これはつまり何ができるようになるかを意味します。図の上段のようにまとめられています。
春からはこれに沿って高校の教科書や時間割がすべて変わっていきます。
知識・技能は、どんな学校に行っても必ず高校までに修める必要がある内容のことです。
思考力・判断力・表現力は、知識・技能を活用する力のことです。みなさんが社会に出ると課題が待っています。宿題とは違って答えがありません。どうやって解決するか、自分で考える力が必要となります。
高原部長はこう言います。
それぞれの大学において重要視するポイントは異なります。是非みなさん自身の観点で、大学の真意をたしかめてください。
私の考える最も大事な要素は「主体性」です。自分から取り組む姿勢、自分のことをしっかり理解する力です。
また、社会においてひとりで生きていくことはできません。
違う価値観の人と協働し、共生する力が必要です。
思考力・表現力・判断力などは、すでにAO入試や推薦入試で問われています。しかし新高校2年生からは、こうした力が一般入試や大学入試センター試験に変わる新入試「大学入学共通テスト」でも求められることになります。
しかも社会人になると、求められる力はそれだけにとどまりません。経済産業省は社会人基礎力と定義していますが、より多くの力が求められることになります。
※図は、中央教育審議会『新しい時代にふさわしい高大接続の実現に向けた高等学校教育、大学教育、大学入学者選抜の一体的改革について-すべての若者が夢や目標を芽吹かせ、未来に花開かせるために-(答申)』補足資料より引用(2014年12月22日)
いくら「主体性が大事だよ」と言われても学校の中だけで身につけることは簡単ではありません。宿題と部活と塾で忙しい日本の高校生にとって、自分のことに向き合う余裕は限られています。
しかし時代が変わり、入試も変わろうとしています。
だからこそ、一歩踏み出す高校生のために、ディスカバが始まりました。
「マガジン」で、スマホの向こうにある新しい世界とつなぎます。「プログラム」で、新しい自分に出会う扉を用意します。たった1cmでいい。その勇気が必ずあなたを変える。