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【メンターインタビュー】部活一筋の高校時代から探究一色の大学生活へ

POINT

ディスカバ!プログラムで高校生のサポートをする大学生メンターたち。今回は、メンター5期生として活躍している桜美林大学教育探究科学群1年生のあんずさんにインタビューしました!

01.

高校時代はバドミントン部で部長を務め、チーム全体の活動を牽引していたあんずさん。大会で目覚ましい成績を残すことはできなかったものの、強豪チームとの練習参加やプロ選手の動画研究を通してスキルを磨きました。

大変だったことは、部長としてチームの意見を尊重しつつ全体の方向性を決める際に、みんなの意見を反映する方法を考えるため部員や指導者とたくさん会議をしたこと。

その経験が大学でその経験が大学でグループワークをしていく上で、グループメンバーの予定を合わせたり、合意形成を図り、同じ目標に向かって話し合える環境を作ることに活かされているといいます。

あんずさんが通っている教育探究科学群は、「探究」する学群ということもあり、授業の一環で探究活動を行っています。(教育探究科学群についてはこちら

授業やディスカバでのメンター活動の中で、相手に適したファシリテーションとは何か?という疑問を持ったことがきっかけで現在は「ファシリテーション」について注目しているそう。
「基礎ゼミナール(通称:基礎ゼミ)」という授業の中では、アンケートやインタビューを実施しながら適切な情報収集の方法を考え、先生や先輩の助けを借りて研究を進めています。

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高校3年生の6月、あんずさんは桜美林大学のオープンキャンパスで「ディスカバ!」と出会いました。探究活動に関心はあったものの、他校の学生と話すことへの不安から参加を迷っていましたが、両親の勧めを受け一歩踏み出すことを決意したそうです。

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探究プレゼミに参加しているあんずさん

初めて参加したのは探究プレゼミ「教育問題の探究科学」。プログラムでは、教育問題をグループで議論し、その問題に関わっている対象者に向けたアンケートを作成しました。

このプログラムを通して、第三者の目線になって物事を考えることの面白さに気づいたり、先生から実際にアンケートに関するアドバイスや統計について教わることができ、あんずさんにとって知識も身につけることができた経験となりました。

グループワークでは、静かに見守るメンバーがおり、どのように関われば良いのかを模索したり、全員が共通の認識を持ちながらアンケートを作成することが難しかったそうです。

そんな状況を支えたのが、メンターの存在です。アンケートの文章に具体的なアドバイスをしたり、行き詰まりそうな時には場を和ませながら、自然な対話を引き出しました。その結果、グループの空気は徐々に和らぎ、作業は前向きに進んでいきました。
プログラムの終了後には、メンターから「頑張ったね」「すごかったよ」といった温かな言葉が送られ、そんなメンターの姿に憧れを抱いたそうです。

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その中で、あんずさんが特に心に残ったのは、大学生メンターの存在でした。
「プログラムに参加した時、とても緊張していたのですが、教室に入った瞬間にメンターさんが笑顔で挨拶してくれたんです。その時、緊張が少し和らいだ」とあんずさんは語ってくれました。
プログラム中も、大学生メンターは適切なアドバイスをくれるだけでなく、面白​​い話題で場を和ませるなど、多方面からのサポートをしてくれた経験が、あんずさんに「自分もこんな風に支えられる存在になりたい」という思いを芽生えさせました。そして、次は自分が高校生の背中を押したいと、迷いなくディスカバメンターへの申し込みを決意したそうです。

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あんずさんがメンターをしている様子の写真

メンター活動を始める前に、あんずさんにとって人とのコミュニケーションは「楽しいから好き」というシンプルなものでした。しかし、「人とのコミュニケーションがただ楽しいだけでなく興味深いことなのだとメンター活動をして気づくことができた」と伝えてくれました。

大学生メンターになってよかったことは?と質問すると「ディスカバのプログラムで高校生をリードして、グループのファシリテーションをする時、どうしたら参加者同士で楽しく探究できるのかをたくさん考えること。メンターになっていなかったら考えたり、向き合えなかったことなので、よかったなと思う」と語ってくれました。

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あんずさんの将来の目標は、子育てを支援する仕組みづくりをすること。 子どもがのびのびと育つ環境を整えるだけでなく、保護者が育児しやすい環境を作ることも重要だと考えています。

「今の社会では地域とのつながりが希薄になっていると思います。親子と地域がもっと交流できるようになれば、育児のしやすさにつながるのではないかと考えています」と語っています。

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2024年ディスカバ!メンターのみんなと

私にとってディスカバは、知らなかった世界を見せてくれたプログラムです。ディスカバに出会った当時はとても不安で心配でしたが、大学生になった今プログラムに参加して本当に良かったと思っています。
ディスカバのメンターや事務局の方はとても優しく、高校生やこれからメンターになろうと思ってくれてる方にとって絶対プラスになる経験ができるようにサポートしてくれます!
今どうしようか迷っている方がいるなら、とにかく飛び込んでみて欲しいです!!

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名前:あんず
大学:桜美林大学 教育探究科学群 1年
学んでいること:社会学、心理学、教育学
好きなこと:人と話すこと、推し活、バドミントン

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