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【メンターインタビュー】私を変えた、あの夏 

POINT

ディスカバ!プログラムで高校生のサポートをする大学生メンターたち。
今回は、メンター6期生として活躍している桜美林大学1年生のみおさんにインタビューしました!

聞き手・編集:あきと

01.

高校生の頃、人と話すのが苦手だったというみおさん。そんな彼女が、今では大学のプログラムで参加者に積極的に声をかけ、笑顔を引き出すメンターとして活躍しています。昔とはまったく違う姿に、彼女自身も驚いているそうです。

みおさんが成長のきっかけをつかんだ場所は、高校3年の夏に参加した『リベラルアーツ×テクノロジー探究キャンプ』でした。最初はあまり話す機会がなかったものの、気づけば班全体を自然にサポートする存在になっていたのです。そんな彼女がどのように変化していったのか、改めて話を聞いてみました。

02.

 

みおさんが去年の夏に参加したのは、「リベラルアーツ×テクノロジー探究キャンプ」と「ジェンダー探究キャンプ」、そして「健康福祉の世界」プログラムの3つです。桜美林大学への進学を決めていた彼女にとって、Spiral入試¹を意識した“本気の挑戦”でもありました。

「知らない人たちに囲まれて、すごく緊張していました。通信制高校に通っていたので、グループワークの経験もなくて。最初は本当に怖かったんです」と当時の心境を語ってくれました。

 

そんな彼女を支えてくれたのが、メンターや班の仲間たちだったそうです。実は、当時の『リベラルアーツ×テクノロジー探究キャンプ』では私(あきと)もみおさんと同じ班で活動しており、みおさんが少しずつ成長していく姿を間近で見ていました。

¹ Spiral入試:探究の成果を活用できる桜美林大学の入試制度。

https://admissions.obirin.ac.jp/spiral/

 

03.

最初は男子ばかりの班で、緊張のあまり自分から話しかけることができなかったというみおさん。けれど、メンターのまいさんが気さくに声をかけてくれたり、他の班の参加者の学生さんとも共有できる場を作ってくれたりしたことで、次第に雰囲気が和らいでいきました。

さらに、班のメンバーがそれぞれの役割を持ち寄って進める中で、自然と会話が増え、「人と話すことって、意外と楽しいかもしれない」と思えるようになったそうです。こうした小さな一歩が、後に自分から提案したり、積極的に行動するきっかけにつながっていきました。特に印象に残っているのが、“人生年表”を共有する時間でした。

「みんな、いろいろ抱えているんだなって思えたんです。その瞬間に、ちょっと話してみようかなって勇気が湧いてきました。」と、当時を振り返ってくれました。

さらに、この班を担当していたメンターのまいさんにも、当時のみおさんの様子について聞いてみました。

「最初は緊張しているんだろうなというのは伝わっていました。でも、話しかけたらきちんと答えてくれるし、話し合いにも真剣に参加してくれていたので、自分から話すのが少し苦手なのかなという印象でした。それでも、話し合いで出たことを積極的に行動に移してくれたことが多く、とても助かりました!」と語ってくれました。

04.

2つ目に参加した『ジェンダー探究キャンプ』では、『リベラルアーツ×テクノロジー探究キャンプ』での経験を活かし、自分がリーダー的な立場で班を引っ張ることに挑戦することになりました。班内にあまり発言する人がいなかった中でも、臆することなく声をかけることができるようになり雰囲気を和ませながら、スライド作成や発表の進行も担ったそうです。

「初めて“自分で引っ張る”ということをした気がします。大変でしたが、その分楽しかったですし、終わった後にすごく達成感がありました。」と、笑顔で話してくれました。

05.

みおさんにとって特に印象深かったのは、メンターとして初めて現場に立った『ジェンダー探究キャンプ』で同じ班を担当したメンターの結希さんの存在でした。

「的確なアドバイスをくれたり、最後に『これからも頑張ろうね』とメッセージカードをくれたりして、本当に支えられました。ファシリテーションやタイムキープの上手さも印象的で、“こんな風に立ち回れるメンターになりたい”と思ったんです」と 振り返ってくれました。

06.

探究の内容そのものも魅力的でしたが、それ以上に「ディスカバ!」という場の温かい雰囲気が、みおさんにとっては大きな意味を持っていました。

現在メンターとして活動する中で、当時自分が感じた“安心して挑戦できる空気感”を、今度は参加者に届けたいと語ってくれました。

実際にメンターとして参加した春のプログラムでは、班ごとに雰囲気が異なる中で、その場に合わせた声掛けやフォローを意識し、毎日のようにメッセージカードを書いて「明日も頑張ろうね」と温かい言葉を届けていたそうです。こうした丁寧な姿勢が、参加者にとって“また挑戦したい”と思える理由になっているのではないでしょうか。

07.

「参加しようか迷っている方がいたら、ぜひ一歩踏み出して参加してみてほしいです!私自身、参加者としてこのプログラムに関わったことで、価値観や考え方が大きく変わりました。大変なこともありますが、それ以上に得られるものが大きいです。あなたも、この夏を「あなたを変える夏」にしてみませんか?私たちメンターはこのディスカバ!で、あなたの挑戦を待っています!」

08.

名前:みお
大学:桜美林大学リベラルアーツ学群 1年
趣味:邦楽を聴くこと、アニメ(特に名探偵コナン)

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