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学びに場所は関係ない。ーハワイからオンラインでプログラムに参加した、SUMIREの成長ー

POINT

ディスカバプログラムに参加した高校生は、その後どのように過ごしているのか?
その軌跡を追う高校生を紹介していきます!今回ご紹介するのは、ハワイからオンラインで多数のプログラムに参加したSUMIREさん。彼女の奮闘とビジョンとは?

01.

ーSUMIREさんはハワイ在住ですよね。どうやってディスカバを知ったのですか?

ブライダルと観光に興味があり、それらを学べる大学としてまずインターネットで桜美林大学を見つけました。桜美林大学について調べている過程でディスカバのオンラインプログラムを知りました。オンラインなら、ハワイに住んでいる私も参加できると思って。


親族の結婚式でリングガールをした時の、当時4歳のSUMIREさん。ブライダルに関心を持った原体験になった。

 

ー学びたいことを探す過程でディスカバを知ったのですね。オンラインだと参加できる高校生の可能性が広がりますね!SUMIREさんはそもそも、なぜハワイに住むことになったのですか?

国際的な視点を身に付けるために高校進学時点で留学を決意しました。中学3年生のときにニュージーランドでホームステイをしたことがきっかけです。日本からも家族からも離れて12日間生活しました。

ホストファミリーと過ごすうちに、それまで自分にはもっていない考えをたくさん学び、もっと学びたいと思いました。日本との文化の違いを知ったり、英語で自分の意見を伝える時の伝え方などを実際に学んだりして語学を身につけた上で、自分の考えや自分の選択肢を広げたいと感じました。留学先をハワイにしたのは私にとって親しみのある国だったからです。お父さんがハワイと日本で仕事をしていて、ハワイには幼い頃から親しみがありました。


ー中学生で海外に行く経験って貴重ですね…海外に目を向けることになったきっかけはありますか?

小学5年生の頃に初めて英会話の授業を受けた時、ネイティブの先生方と英語を通してコミュニケーションを取ることが、自分にとって1番楽しいと感じる時間だったんです。英語というものを日常のなかで意識し始めるようになりました。このことがきっかけで英語が好きになり、海外にも視野を広げたい、と思うようになりました。

02.

オンラインワークショップ「観光ビジネスの世界online」でグランプリを獲得したときの賞状。SUMIREさんが初めて参加したディスカバプログラムで、たくさんの学びがあった。今後さらに色々なことに挑戦したいと思ったきっかけになったそう。


ーSUMIREさんはたくさんのプログラムに参加してくれましたが、特に印象に残っているプログラムは何ですか?

3か月間実施した「U-18ゼミプログラム」です。1番印象に残り、成長を実感しました。「U-18ゼミプログラム」に参加する前の私は、自分の意見を言うときに臆病になることがありました。この意見は正解なのかな?と不安になることが多くて……。自分から意見を発信したい。変わりたい!と思っていたんです。

「U-18ゼミプログラム」では桜美林大学のゼミに入り、大学生のみなさんと企業のビジネス課題について議論をします。様々な意見を持っている方ばかりで初日はとても緊張しましたが、大学生の方にアドバイスをいただいたり、同じグループの高校生の意見を聞いたりして、だんだんと自分の意見を伝えられるようになっていきました。

日を追うごとに、昨日の自分に挑戦できなかったことや、昨日の自分には思いつかなかったことに挑戦することができて、”1センチ先の自分”と出会えることができました。


ー毎日、自分が更新されていく感覚を味わったんですね!SUMIREさんが”1cm先の自分”に出会えた!と感じた瞬間のことを覚えていますか?

プログラムが始まって1か月半くらいたった頃のことです。ある企業の、ひとつの課題に向けてグループディスカッションをしていました。そのとき、事前に調べたデータではなくて、その場で思いついたアイディアを言ったら、大学生(メンター)の方から高評価をもらったんです。

「U-18ゼミプログラム」では大学生のメンターがつくのですが、メンターの方には「間違っていても自分の意見を伝えることで、新たな発見や学びがある」と言われました。それから、自分の意見の質を気にしなくてもいいんだ、と思うようになったんです。意見の質を考える前に、まず発信していくことが大事なんだと考えるようになりました。


ー意見の正解不正解を考えずに発言できるようになったのですね。

はい。でも自分のアイディアが評価されたことがうれしかったというよりは、自分のアイディアがチームに貢献した、ということがうれしくて。幼い頃からダンスを習っているのですが、チームや地域の方と一緒に活動することが多かったんです。そのせいか、チームでなにかを達成することが好きになりました。自分の意見を言ったことで、チームでよりよいものがつくれた、というときにうれしいと感じます。

実は「U-18ゼミプログラム」中に、反省しなければならなかったことやゼミ内の意見をまとめたノートを書いていました。1cm先の自分に出会えた瞬間はさきほどのエピソードだと思いますが、毎日ノートを書いて自己分析を続けることで、”1cm先”を更新し続けられたのだと思います。自分の意見を発信するようになってから、自分の意志で行動ができるようになりました。


2019年、高校のダンス部でハワイ現地のフェスティバルに参加したときの様子。2020年は中止になってしまった。ダンスの活動を通して、「チームで活動すること」に興味を持つようになった。

03.

ーSUMIREさんは現在高校3年生ですよね。進路は決まっているのですか?

桜美林大学のビジネスマネジメント学群に総合型選抜で合格し、進学することが決まっています。ダンスの活動で地域の方と関わったり、留学をして知らない土地の方と関わったりすることが多く、自然と「ホスピタリティ」に興味を持つようになりました。ビジネスマネジメント学群では、企業の「ホスピタリティ」について学びたいと考えています。大学卒業後は観光業やブライダルの仕事に就き、大学で学んだ「ホスピタリティ」を生かして働きたいと考えています。


ーSUMIREさんにとって「ホスピタリティ」とは……?

……マニュアル通りのものや、教科書に載っているものではないもの、です。相手の立場になって考え、相手のニーズを考えられることだと思います。ビジネスマネジメント学群に入学しようと決めたのも、企業が持っている目標やテーマについて学びたいと考えたからです。自分が想像していない場面や予期していない場面でも対応ができ、物事が考えられる人になりたいです。


ーなるほど…具体的に、大学で学んでみたいことはありますか?

「U-18ゼミプログラム」のように、グループでディスカッションをするときのふるまいについて学びたいです。ディスカッションをしている時に、簡潔にまとめて場を仕切れるようになりたいんです。「U-18ゼミプログラム」に参加したことでいろいろな大学生に話を聞け、大学で学ぶイメージがつきました。プログラムを通して知り合った大学生が所属しているゼミや、教授の授業にも参加したいです。あとは、コミュニケーションの幅を広げるために、ビジネスで通用する英語を身に着けたいと考えています。


ーディスカバのプログラムに参加したことで、大学で学ぶイメージが具体的になったのですね。

はい。「U-18ゼミプログラム」でメンターをしていた大学生の方が憧れの存在で「メンターの方みたいな人になりたいな」と思うようになりました。その方は、ゼミの中で恐れずに自分の意見を言って、みんなの意見をまとめ、話を広げていました。アイディアを発信するだけでなく、データを基にして根拠のある意見を発信していて。当時、自分が足りないと感じていた要素を持っていて、すごく憧れました。大学生になってからの明確な目標ができました。


ー総合型選抜で合格した、ということでしたが、「U-18ゼミプログラム」をはじめとしたディスカバでの経験は入試でも役立ちましたか?

総合型選抜の自己申告書(志望理由書)や報告書の中では、ディスカバに参加して得た経験や、参加後にいただいた参加証のことを書きました。ディスカバのプログラムに参加したことで「自分のアイディアや意見を恐れずに発言する」ということを身に付けることができました。プログラムの中で成長したことや、大学生からいただいたアドバイスをもらい、行動につなげたこともすべての経験が成長につながり、入試でも大きな自信につながりました。大学生になってもディスカバに参加して得た経験を生かし、何か一つの課題に取り組むときに自分の意見を恐れずに発信していく。…ということを、書類や面接で伝えました。


ーディスカバで得た経験が、将来につながる経験になったのですね。SUMIREさんは、将来どのようなことをしたいと考えているのですか?

ブライダルや観光を通して、記憶に残る非日常の企画を作りたいと考えています。例えばウェディングであれば、100人お客様がいたら100通りのプランがあると思います。フォーマット通りの企画ではなく、お客様の個性を大切にし、オリジナリティのあるウェディングの企画をつくりたいです。ブライダルや観光って非日常の体験だと思うので、特別で記憶に残る思い出を胸に、その先の人生が幸せになるお手伝いをしたいと考えています。

あとは、英語を使ってコミュニケーションの幅を広げられるようになりたいです。英語を使うことでコミュニケーションの幅を広げ、自分には考えつかないアイディアや意見が得られると思います。コミュニケーションの幅を広げて、自分の選択肢も広げていきたいです。


ー自分の目標に向かって突き進むSUMIREさん、ステキです!……最後に、これからディスカバプログラムを受けようと考えている後輩のみなさんにメッセージをお願いします!

私みたいに遠く離れた地域に住んでいる子でも参加できると知ってもらいたいです!私も、ディスカバプログラムでボランティアスタッフをしてみたいと考えています。

 


ーSUMIREさんが高校生にとって憧れの存在になるイメージが浮かびました!……SUMIREさん、本日はありがとうございました!

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