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高校生の可能性を止めない

POINT

感染予防対策のため、全国の高校で休校期間延長が拡がっています。高校再開が自粛されても、未来への可能性を自粛してはいけません。今こそ伝えたい高校生へのヒントをまとめました。

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こんにちは。ディスカバコーディネーターの今村亮です。
全国の高校で学校再開の自粛が進んでいます。外出自粛が長引く中、高校生たちはどのように過ごしているのでしょうか?

ディスカバは2020年春、Twitterハッシュタグで#臨時休校あなたは何するというキャンペーンを行いました。その結果わかったことは、趣味やこだわり、学ぶテーマを持っている高校生は、学校が休みになっても充実した生活を過ごしているという実態です。

その一部を紹介しましょう。

・TOEFLの目標得点である80を突破するため対策をしている(滋賀県・高校3年)
・インターネット上のディズニーシーをマインクラフトで制作した(神奈川県・高校3年)
・マネージャーとして野球部に貢献するため、栄養バランスの良いメニューを考え毎日料理している(長野県・高校3年)
・国会中継を毎日観る(群馬県・高校1年)
・国家試験のITパスポートに挑戦します(静岡県・高校3年)

とても素敵です。自宅からでも未来への可能性を広げることができることを、高校生がディスカバ事務局に教えてくれました。

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しかも忘れてはいけません。いま臨時休校を体験している高校生は、大学入試改革の第一世代でもあります。

みなさんを待っているのは先輩たちが体験したことのない新しい方式の大学入試です。秋には総合型選抜や学校推薦型、そして冬には大学入学共通テストが待っています。

ディスカバが特に注目しているのは総合型選抜入試です。昨年度まで「AO入試」「公募推薦入試」等と呼ばれていた、主に出願書類と面接などで評価される方式です。文部科学省の方針で、国公立だけでなく私大もふくめ全国的に刷新します。

総合型選抜入試で問われるのは、総合的な学びの力です。知識・技能だけでなく、思考力・表現力・判断力といった知識活用の素養。そして何より学びに向かう主体性が求められます。総合型選抜入試での合学者数は、全体に占める割合がどんどん増えていることも見逃せません。

桜美林大学の高原部長は、臨時休校中の過ごし方こそ総合型選抜入試の成否を分けると伝えてます。まさに臨時休校中に、自宅から学びを主体的に探究している高校生には、チャンスです。

「2020年度から始まる総合型選抜入試って何?」
https://discova.jp/magazine/2020seminar/

03.

つまり、高校生が直面しているのはこのような状況なのです。

①コロナ時代は自宅で過ごす必要がある
②大学入試改革世代は入試で主体性を問われる

だからこそ自宅での過ごし方が、大学入試において大きな差になるでしょう。高校生のみなさんには、膨大な時間があります。今あなたは何をしますか?

ディスカバからのヒントをまとめてみました。

・自分を探究する。自分の強みや弱み、学びたいテーマを見つめる。
・社会や学問を探究する。書籍を読みレポートする。
・創作活動してみる。芸術や文学や音楽、文化はどこからでも始まります。
・インターネットから新しい世界を開く。情報収集し、交流・発信する。

04.

ディスカバも、この状況を傍観しているわけにはいきません。

ONLINEプログラムの第二弾を4月中旬にリリースします。学問や社会のトップランナーたちからのミッションをYouTubeでお届けし、自宅で取り組めるプログラムです。

もちろん、興味があるテーマがある方にはおすすめです。それよりも私としては、学びたいことが見つからない高校生にこそ参加してほしい。答えのない時代が始まったと言われますが、自分なりの答えを見つけることは簡単ではありません。しかし近道はあります。

まずは誰かのテーマを追体験してみることです。ディスカバONLINEは、いわば探究の練習問題です。さまざまな分野をピックアップしますので、トップランナーたちから投げかけられるミッションに挑戦してみてください。

ふたつめは、コミュニティ。先行する高校生たちに接して、その熱に触れて刺激を受けることです。学校では出会えない仲間から、あなたはきっと刺激を受け取るでしょう。いつかあなたにも、自分のテーマに出会う瞬間が訪れます。

ディスカバ事務局は高校と大学をつなぐ架け橋でありたい。これから急ピッチで準備していきますので、お楽しみに。ここまで読んでくださってありがとうございました。

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