みさと
筑波大附属坂戸高等学校(埼玉県坂戸市)の2年生での探究活動で、一緒に研究をしました。テーマは「エシカルファッションを広める」。
地球環境に配慮したファッションなどを「エシカルファッション」と呼びます。現状のファッション業界の課題やエシカルファッションを勧める中学生向けの動画を作成しました。
最終的には学内の発表で評価されて、高校生国際ESDシンポジウムなどで発表する場ももらえました。
ーーすごい!高校3年生で取り組んだ卒業研究は、どんなテーマでしたか?
みさと
私の研究は「サスティナブルツーリズムを京都府に提案する」というものでした。
もう少し大きなテーマとしては、「企業と消費者」「観光者と地元の人」のように「違う立場の人」の溝を埋めるにはどうしたらいいか、を考えようと思って。高校1年生の時の校外学習で、地元の人と、観光に携わる人との間で気持ちに差があるなと感じたのがきっかけです。
研究では、訪問客の増加が地域にマイナスの影響を与える「オーバーツーリズム」に焦点を当てました。特に京都府の観光で、京都市内に人が集中していることを問題点として、対策を考えました。
ももか
私は環境問題に一貫して興味がありました。なので、2年生のエシカルファッションの研究から繋げて、3年生では「エシカルウェディング」をテーマに決めて。
「エシカルウエディング」はほとんど知られていない概念です。例えばコットンのドレスを使うとか、ジュエリーを紛争地の資金にならない場所のものを使うとか。結婚式でのフードロス対策なども一つです。
なぜそういう視点を持った結婚式のプランがないのかをアンケートをして調べて、まとめました。