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【合格者インタビュー】自分が主人公の探究入試!ももかさん&みさとさん

POINT

高校時代から探究活動にじっくり取り組み、自分のテーマを探してきた、ももかさん&みさとさん。
そろって探究入試を突破し、桜美林大学に入学しました。
興味関心が変化しながらも、成長していった2人にインタビューしました!

01.

みさと
筑波大附属坂戸高等学校(埼玉県坂戸市)の2年生での探究活動で、一緒に研究をしました。テーマは「エシカルファッションを広める」。

地球環境に配慮したファッションなどを「エシカルファッション」と呼びます。現状のファッション業界の課題やエシカルファッションを勧める中学生向けの動画を作成しました。
最終的には学内の発表で評価されて、高校生国際ESDシンポジウムなどで発表する場ももらえました。

ーーすごい!高校3年生で取り組んだ卒業研究は、どんなテーマでしたか?

みさと
私の研究は「サスティナブルツーリズムを京都府に提案する」というものでした。

もう少し大きなテーマとしては、「企業と消費者」「観光者と地元の人」のように「違う立場の人」の溝を埋めるにはどうしたらいいか、を考えようと思って。高校1年生の時の校外学習で、地元の人と、観光に携わる人との間で気持ちに差があるなと感じたのがきっかけです。

研究では、訪問客の増加が地域にマイナスの影響を与える「オーバーツーリズム」に焦点を当てました。特に京都府の観光で、京都市内に人が集中していることを問題点として、対策を考えました。

ももか

私は環境問題に一貫して興味がありました。なので、2年生のエシカルファッションの研究から繋げて、3年生では「エシカルウェディング」をテーマに決めて。

「エシカルウエディング」はほとんど知られていない概念です。例えばコットンのドレスを使うとか、ジュエリーを紛争地の資金にならない場所のものを使うとか。結婚式でのフードロス対策なども一つです。

なぜそういう視点を持った結婚式のプランがないのかをアンケートをして調べて、まとめました。

02.

ーー桜美林大学を志望したきっかけは?

ももか
高校に入ってビジネスを学び始めて、ブライダル業界以上にマーケティング分野への興味が強くなっていきました。広告デザインや企業分析が特に楽しくて、好きになって。

なのでまずはビジネスが学べること、そして座学よりも実践的な授業が多いこと、グループ活動が多いことを軸にして、志望校を探しました。

そんな中でみさとから「桜美林大学を考えている」と聞いて。しかも「探究入試があるから、今やっている研究をそのまま活かせるよ」と教えてもらって、興味を持ち始めたんです。

その後オープンキャンパスに行って、自分のやりたいことがしっかりできそうだと感じたので、決めました。

みさと
私は先生に勧められたのがきっかけでした。

探究入試がなかったら桜美林大学を目指していなかったと思います。やっぱり自分がやってきたことを伝えればいいので、取り組みやすかったですね。

03.

ーー探究入試への準備は、何をしましたか?

みさと
資料づくりが大変でした。でも、高校時代の研究での参考文献や資料をすべて残しておいたので、よかったです。

ただ、初めての探究入試だったのでどんな対策をとったらいいかがわからず、苦労はしました。

ももか

言語化するのが苦手なので、面接練習をかなり頑張りました。

先生と模擬面接とか研究発表の練習を毎日放課後にやっていました。受験でプレゼンテーションがあったので。

本番では、高校3年間の探究活動を伝えて、その結果、大学で学んでみたい分野や将来なりたい姿が見えてきたことを発表しました。

04.

ーー探究活動を通して、感じたことはありますか?

ももか
正直、ブライダル業界自体には高校3年生の途中で関心が薄くなってしまったんですが、探究の過程が最終的にマーケティングへの興味につながって、よかったかなと感じます。

マーケティングは消費者に企業の思いを届けたり、消費者の思いを企業の活動に反映したりするのが役割。研究の中で、人の声を聞いていく活動が楽しかったので、関心につながったと思いますし、入試でもその気づきを伝えられました。

ーー探究入試の感想は?

ももか
入試というと、「大学のこういうところが良いから入りたいです」とアピールする場だと思っていました。

でも探究入試だと、大学ではなくて自分が主人公。
探究入試が終わった後、「これで落ちたら、単純にこの大学と私が合わないんだな」という考えに自然になった。

自分主体の入試なので、自分に自信を持つきっかけになったかなと。

ーー最後に、探究入試に挑戦する人にメッセージをお願いします!

みさと

探究入試は一般入試と違って、自分がやってきたことを伝える入試。「楽しい入試」だと思います。頑張ってください!

ももか

研究テーマを通して得られた成果ではなくて、過程に大事なことがたくさんあるんだと思います。研究の中での自分の成長や新しい発見を、入試でも大切にしてほしいなと思います!

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