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【探究入試Spiral合格者インタビュー】18歳の起業家 竹琉(たける)

POINT

桜美林大学が今年度から実施している探究入試「Spiral」で合格し、18歳で起業をした櫻井竹琉(たける)くんへインタビューをしました。

探究入試「Spiral」についての詳細はこちら
https://admissions.obirin.ac.jp/spiral/

竹琉くんについてもっと知りたい人はこちら!
竹琉くんが立ち上げた株式会社「アソリア」についても語ってくれています。
https://www.chair-person.com/movies/t18rr33q5

01.

高校へ入学した年の夏に開催されたマイプロジェクトスタートアップキャンプ※に参加した竹琉くん。

その年はまだコロナの影響もなく、東京オリンピックへ向けてにぎわっていました。そこで、オリンピックやパラリンピックを1つ軸としてプロジェクトを始めよう!という3日間のワークショップに参加しました。

※マイプロジェクトスタートアップキャンプ(https://myprojects.jp/news/5626/)
8/27(月)~29(水)の3日間にわたって開催された「東京オリンピック構想ワークショップ」。「東京オリンピック・パラリンピック」をテーマとしたマイプロジェクトスタートアップキャンプで、桜美林大学とマイプロ全国事務局が共同開催。

 

プロジェクトを構成して練っていこう!というよりは、プロジェクトではなく「マイ」の部分を掘り下げていく。自分がどういう人間で、どういうことをして行きたいのか、自分をひたすら掘り下げていく時間は、新鮮だったそうです。

02.


JRで開催されたイベントに会社として設計を手伝った時の様子

 

「小さい頃お母さんと一緒に街を歩いていた時、街で白杖を持った方が困っているのを見かけました。そこで母に「声をかけてみたら?」と言われ、その人に声をかけたことがきっかけでした。」

竹琉くんはこの時初めて視覚障害を持った人に出会い、目が見えないがどういうことか分からず、すごく緊張していました。

その後ブラインドサッカーに出会い、「目が見えない状態でボールを蹴っている、すごいやつらがいる…!」という衝動が拭いきれなくなった竹琉くんは、高校生になってから、地元横浜にあるブラインドサッカーのチームに参加するようになりました。

このエピソードから、竹琉くんはひとつのプロジェクトテーマにたどり着きます。

テーマは「視覚障害者の理解」。
竹琉くんはワークショップに参加した時点で、プロジェクトを始めて間もなかったものの、ディスカバを経て、今までたくさんの人と会話して得た考え方を、自分の中から引き出していく感覚を掴んだと話しています。

小学生の時、街で視覚障害を持つ人へ声をかけたところから今に繋がるというストーリーを、マイプロジェクトスタートアップキャンプで言語化することができました。

03.

竹琉くんは、視覚障害を持つ人との出会いがきっかけで、「共生社会というものを何かしらの手段で世の中に伝えたい」と思っていました。

高校1年生の時に担任の先生に声をかけてもらい、ディスカバに出会うことでプロジェクトが大きく前進し、後に起業に至ったそうです。

竹琉くんが代表を務める株式会社「アソリア」(https://asoria.jp/)は、チームビルディングをサポートする事業で、ワークショップを起点として、コミュニケーションを習慣的に行い、チームを助けることを目的にしています。

「人が人と生きることに前向きになれる社会を創る」
アソリアは、誰しもが平等に歩み寄り、誤解や偏見で心をすり減らすことを無くしたいという思いで活動をしています。

04.

この入試制度を見つけた時、これは自分のための入試か?と思い、受験することを決めた竹琉くん。

志望理由の書類は、設問に悩むことはありませんでしたが、どこを評価されるのか、何を求められているのかをじっくり悩みながら準備しました。

会社を立てた期間と受験期が重なりながらも、「コミュニケーションをもっと学ぶために大学へ行く」という気持ちを明確化できたことが強みだったそうです。

大学へ通いながらこれからも会社を続け、大学で学んだことを会社にすぐ落とし込んで新しい気づきを得たいと話しています。

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