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【合格者インタビュー】未知の新学群への冒険!たくとさん〜教育探究科学群1期生〜

POINT

「人のための行動力」という自分の強みを見つけ、伸ばしてきたたくとさん。いじめや不登校も自分をつくった経験の一つ、と振り返ります。桜美林大学の教育探究科学群1期生になる彼に、話を聞きました。

01.

小学校時代には学級崩壊やいじめを経験したり、体調不良に悩まされたりしたたくとさん。徐々に学校を休むことも増えていったと言います。

中学1年生の頃には偏頭痛で休みが続き、メンタルも崩してしまい、不登校になりました。

そんな辛い時期に出会ったのが、Vtuberのグループ「にじさんじ」でした。
偶然見かけた引退するメンバーの配信で、たくさんの人から別れを惜しまれる姿を見たことで、「自分もこんな風に別れを惜しまれるような存在になりたい」と憧れを抱いたそう。

その後もグループの配信を毎日見続けて元気をもらい、塾にも通い出したことで、メンタルが持ち直しました。

02.

周囲からの勧めもあり、通信制のN高等学校へ入学。ですが、コロナ禍でオンラインでののんびりした学校生活が続きます。

しかし、ある時参加した「心理学を使って自分の強みを見つけるワークショップ」で、ガラっと生活が変わっていきます。

ワークショップを通してわかったたくとさんの強みは、「親切心」「人のために行動する力」でした。
強みを生かした行動をすることで、自分自身もポジティブになれることに気づきます。

「そこからいろいろな人に会って話してみたい、と思い始めました」

30ほどのワークショップに参加しながら、自分でイベントを継続的に企画してキャンパスを盛り上げる活動を始めます。
放課後にボードゲームをするイベントや、ホワイトボードに自作イラストを募集する企画などをいくつも立ち上げていきました。

参加する人を増やすにはどうしたらいいか、どんな企画が喜ばれるかと悩みながら進めた、と話すたくとさん。
小さなイベントであっても、実際に自分で考え、アクションを起こすのは難しいことです。どうして継続的にイベントを続けられたのでしょうか?

楽しいからですかね。人に笑ってもらったり喜んでもらったりするのが自分も嬉しいので、一石二鳥という感じでした」

そんな思いで、自分の強みである「人のために」という能力を生かした活動を続けていったそうです。

 

03.

受験期には、心理学や社会学を学べる大学を志望しようと考えていました。

多様な分野が学べると聞いた桜美林大学のリベラルアーツ学群が気になり、オープンキャンパスに参加します。
ですが、そこで体験した新学群・教育探究科学群の授業が予想外におもしろく、「ここしかない」と決めたといいます。
「授業がおもしろすぎて」、その後に開催された探究プレゼミにも何度も通いました。

教えて学ぶ、自分の探究心を追求していく、などの学群としての考え方もいいなと思いました」

絵本を作る探究プレゼミには4回も参加。毎回違うテーマを選んでいることに気づき、「自分はこんなことにも興味があるんだ」と自己理解も深まったそうです。

オープンキャンパスで関わった学群の職員や学生団体ASPIREへの印象は?
「みんな気さく。先輩たちは好きなことをしている雰囲気で、自信も感じて、輝いて見えました」

入試本番では、自分の言葉で学びたいことや成長したい部分を伝え、合格を勝ち取りました。

04.

新学群での大学生活は「予測できないです。未知の世界に挑む感覚があります」と話します。

特にグループワークが楽しみだというたくとさんは、リーダーではなく、「縁の下の力持ち」としてリーダーを支える力を高めたいそう。

教育探究科学群を受験しようか迷っている後輩たちに、アドバイスをもらいました。

「新しい学群なので不安なところもあるかもしれないけど、挑戦する気持ちを持ってほしいです。未知のものに挑戦する冒険。それを楽しんでほしいです。新学群はそんな冒険がたくさんできる場所だと思うので、何かに挑戦したい人に、ぜひ来てほしいです」

今が一番前向きに過ごせていると話すたくとさんは「過去があるから今の自分がある、
辛かったことも自分を作っているんだ、と考えられています」と言います。

ぜひこれからもいろいろな経験をつみながら、挑戦を続けていってほしいです!

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