周囲からの勧めもあり、通信制のN高等学校へ入学。ですが、コロナ禍でオンラインでののんびりした学校生活が続きます。
しかし、ある時参加した「心理学を使って自分の強みを見つけるワークショップ」で、ガラっと生活が変わっていきます。
ワークショップを通してわかったたくとさんの強みは、「親切心」や「人のために行動する力」でした。
強みを生かした行動をすることで、自分自身もポジティブになれることに気づきます。
「そこからいろいろな人に会って話してみたい、と思い始めました」
30ほどのワークショップに参加しながら、自分でイベントを継続的に企画してキャンパスを盛り上げる活動を始めます。
放課後にボードゲームをするイベントや、ホワイトボードに自作イラストを募集する企画などをいくつも立ち上げていきました。
参加する人を増やすにはどうしたらいいか、どんな企画が喜ばれるかと悩みながら進めた、と話すたくとさん。
小さなイベントであっても、実際に自分で考え、アクションを起こすのは難しいことです。どうして継続的にイベントを続けられたのでしょうか?
「楽しいからですかね。人に笑ってもらったり喜んでもらったりするのが自分も嬉しいので、一石二鳥という感じでした」
そんな思いで、自分の強みである「人のために」という能力を生かした活動を続けていったそうです。