多聞くんが参加したディスカバプログラムは母から勧められた「子どもの居場所の世界」※だった。
オンラインで配信を聞いていた多聞くんは、ディスカバプログラムで刺激を受け、「自分の活動をもっと多くの人に知ってもらいたい!」と思った。
そこで「ディスカバアワード2020」※へ参加をすることに。
※「子どもの居場所の世界」(https://discova.jp/program/2021sm-kodomo/)
自分が住んでいる町にはどんな「子どもの居場所」があるだろう?その現状と未来図について考える、保育・教育のプログラム。2021夏も開催される人気プログラム。
※「ディスカバアワード2020」(https://discova.jp/program/4th-10/)
中高生が、自身が打ち込んできた「探究」や「アクション」について発表するイベント。
2020年はオンラインで行われた。
「ディスカバアワード2020」グループ発表での一枚。
ーお母さんの影響だったのですね!ディスカバに参加した感想をぜひ聞かせてください。
僕が最初に参加したのは「子どもの居場所の世界」というプログラムでした。タイトルに引かれたんです。
配信を見ているだけだったので、ここでなにか大きな動きがあったという訳ではありませんが、これをきっかけに「ディスカバアワード2020」へ参加することを決めました。
ディスカバアワードの時に桜美林大学の方々や事務局さんから頂いたコメントに勇気づけられて、プロジェクトをもっと頑張ろうと思えたんです。
企画書段階だった学習支援団体「相模原 学びの森」の計画を徐々に実行段階へ移すために準備を進めていた。
ディスカバアワードではプロジェクトを進めていく多聞くんのドラマが語られた。
思うように参加者が集まらない…
新型コロナウイルスの影響で思うように活動ができない…
せっかく人が集まったのに開催できなくなってしまった…
すごく悔しい。何度も諦めそうになった。
けど、コロナに負けていられない。自分を奮い立たせて歩みを止めることはなかった。
失敗することが新しい発見に繋がる。
その発見がまた新しく挑戦するきっかけになる。
多聞くんが全力を注いだプロジェクトは、「ディスカバアワード2020」のグランプリに輝いた。
ー多聞くんは現在は高校3年とお若いですが、学校との両立しながらプロジェクトを動かすのはやはり大変ですか?また、栗山くん自身の将来についてどうかんがえていますか?
元々、僕がやりたいと思って、好きで楽しくやっていることなので、大変だなと思ったことはあまりありません。
進路についてはまだ考え中です。僕は元々小学校の先生が良かったんですが、将来的にはこのプロジェクトをもっと大きく拡大していければなと思っています。
ー今、大変な状況の中で思うように行かないことや、今後の課題などあったら教えてください!
やっぱりコロナの影響は大きくて、人を集めにくいため、なかなか活動回数を増やせなかったりしています。
けど、オンラインでもなにかしたいと思っていて、地域ファウンディングの支援金を使ってタブレットを買い、自宅からオンラインで子供と繋がれないかどうかを試しているところです。
今後はオンライン体制を整えることと、実際の開催施設をもっと大きな場所に移せたらいいな、と思います。
あと、もっと活動しやすくするためにも、学びの森の開催が僕なしでも運営が回るようになって欲しいです。
ーオンラインでも子供たちに少しでも居場所を作ろうと頑張っているんですね。これからも応援しています!
ープロジェクトで今後挑戦したいことがあれば教えてください!
僕達は今、子どもの居場所をつくることをモットーに活動していますが、子供が自主的に「探究」を体験してくれるようなやり方ができないかな?と考えています。
また、ボランティアを募集しようと考えています。このボランティアに地域の不登校の中学生たちを巻き込めないかな、と考えました。
運営のメンバーに不登校を経験した人がいて、その人と一緒に今後どうやっていくか相談していこうと思います。