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【探究入試合格者インタビュー】 夢を原動力に受験期を駆け抜けた!きこさん

POINT

「自分に合っている!」と探究入試に挑戦し、桜美林大学ビジネスマネジメント学群に入学したきこさん。
幼い頃からの夢への熱意を原動力に、中高から受験期まで迷いながらも行動し続けた彼女から、ディスカバ!との出会いや探究入試への取り組み方について聞きました。

01.

きこさんの夢はキャビンアテンダント(CA)。幼稚園の頃に、映画『ハッピーフライト』を観て「かっこいい!この制服を着たい!」と感動したのが、夢の始まりでした。

進学した中高一貫校の目白研心高等学校(東京都新宿区)では、夢の実現のために英語に特化したコースであるSEC(Super English Corse)に中学3年生から進みます。

英語の授業は日本語が使われず、すべて英語。中学3年生では、カナダへの3週間の短期留学とホームステイも経験します。ホストファミリーや現地の友達に恵まれ、「いまだに連絡をとっている」とか。

02.

進路選択のタイミングになり、いろいろな大学を調べますが、やりたいことにマッチする大学が見つかりません。英語だけではなく、経営マネジメントの分野も同時に学びたいー。そんな気持ちが芽生え、どちらも学べる大学を探していました。

志望校が決まらない間、家族とは3ヶ月間毎晩ケンカを繰り返し、「どん底。夢がなかったら乗り越えられなかった」と振り返ります。

転機は夏休みの大学説明会でした。
そこで桜美林大学卒業生から「桜美林大学であればマネジメントの勉強ができて、CAにもなれる。留学もできるし、インターンでも海外に行けるよ」と教えてもらいます。

「やっと自分に当てはまる大学に出会えた!」

その日のうちに新宿キャンパスを見学に行ったきこさんは、志望校を桜美林大学に「即決」します。

03.

きこさんの受験の年に、桜美林大学で始まったのが「探究入試Spiral」でした。

好きなことをアピールして受験ができるという形式が合っているのでは、と周りの先生からも勧められて、挑戦することに。

目白研心高等学校SECでは週1時間、「何をやってもいい時間」があり、そこで取り組んだことを活かせる!とも感じたそう。高校での探究のような活動がそのまま、入試の準備になっていたことに気づいたのです。

入試でアピールしたのは、高校2年生の時に取り組んだ、機内アナウンスを4ヶ国語で話す研究。4ヶ国語は日本語と英語、話者の多い中国語、自分の大好きな韓国語です。

日本語のアナウンスのスクリプトをインターネットで調べ、それを元に中華系エアラインなどの動画から似ているアナウンスの文章を一文一文見つけて差し替えていきました。

最終的には留学プログラムでお世話になった中国人の方に発音を教えてもらってスムーズに読み上げられるよう特訓し、最終発表に臨んだと言います。

探究入試本番では、「高校で何をしたか」が課題文のテーマになっていたため、この取り組みを中心に航空業界や語学への熱意を伝えたそうです。

 

04.

きこさんは受験期にディスカバ!のプログラムも活用しました。志望校を決めた後すぐに参加したのが「探究入試対策セミナー」。

 セミナーに参加した受験生たちとは、受験シーズンの間ずっと情報交換していたそう。「張り詰めた受験ではなかったし、仲間ができたから一人じゃなかった。めずらしいかもしれないけど、受験はすごく楽しかったです!」ときこさん。

 大学生になった今は、高校生を助けるメンターとして活動しています。

「探究入試って何?という子には、ディスカバ!やってみ、と言いたいです。私もそこで探究について理解できました。将来をまだ迷っている人も、いくつかプログラムを受けてみたら、どんな学校に行きたいか、見えてくるものがあると思います」

高校生と同じ立場で、「教えるというより一緒に学んでいる」ため、「一石五鳥くらいな感じ」と嬉しそうに話してくれました。

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