カンタベリー大聖堂やイギリスの歴史的建造物に触れ、多くの刺激を受けたそう
そして高校1年生の秋に、学校のプログラムでイギリス南東部のカンタベリーにある姉妹校へ3ヶ月ほど留学を経験します。
留学先で感じたことは、自分の語学力が足りないということ。
訪れた先で海外の方と会話ができず、感情も読めない。
「この人は怒っているのか·····?それとも喜んでいるのか·····?」と、初めは上手くコミュニケーションをとることができませんでした。
しかし、寮生活をする中で、翻訳アプリを使ったり、ジェスチャーを交えて自分の気持ちを表現することで、少しずつコミュニケーションが取れるようになっていきます。
「上手いことを言ったり、自分の意見を細かく表現することはできなくても、相槌をうったり、共感することが出来るようになっていった」と自身の変化について話してくれていました。
今でも関係が続いている、留学中に仲良くなった友人とゆづぽん。
留学の後半はホームステイ。ゆづぽんを迎え入れてくれた家族の方が日本に元々いたこともあり、日本語を交えた英語で色んなことを教えてくれて、すごく楽しかったと話しています。
ホームステイ先で友達とおふざけで撮った一枚
たった3ヶ月の留学でしたが、日本とイギリスは全然違う国だと感じたゆづぽん。
その中でも、周りに流されたり「なんとなく」という曖昧な考え方をする人が多い日本に対し、イギリスでは「自分の価値観や考え方を全開に出す」姿が見られたことに一番の違いを感じました。
楽しかった留学から帰国。
「留学」はゆづぽんにとって中学からの目標だったため、達成したという喜びで燃え尽きた気持ちになってしまいます。
「将来自分は何を手にしたいんだろう。」「自分に向いてることは何だろうか·····」
将来をどう決めればいいのか、ゆづぽんは悩みました。
そんな彼の背中を押した出来事は3つありました。
1つ目は、大学に向け塾に入った時のことです。
この塾では自己分析をし、自身も知らなかった自分の新しい一面や強みを深堀りしていくことで、「これ好きかも」「これ向いてるかも」と思え、それは大きな転機になったそうです。
2つ目は「全国高校生未来会議」※へ参加したことです。
ゆづぽんはこの時、たくさんの大人から自分の活動についてコメントをもらい、すごく自信がついたと話しています。
※全国高校生未来会議(http://kaigi.revisionjapan.com)
全国から一般公募・選抜された高校生が「各都道府県の代表」として、これからの未来を見据えた政策等を社会や政治家に提言する合宿型のアイデアプランコンテスト
全国高校生未来会議にて、
「未来の防災」についてプレゼンをし、全国最優秀賞に選ばれた表彰式
3つ目は、ディスカバ!との出会いでした。
進学先の大学を調べているうちに、桜美林大学のフライトオペレーションコースを知ります。
「4年間かけてパイロットを目指せる場所があるんだ····!」ということに驚き、さらに調べているうちにディスカバ!にたどり着きます。
ホームページに書かれてあった「発見だ 」という言葉に「なんか面白そう」と思ったゆづぽんは、いくつかのイベントに参加してみることにしました。
イベントでは自分が知っているような高校生から、「え?こんなにすごい人がいるんだ·····!」という人まで、同年代の様々な人と出会えたことがとても刺激になり、ディスカバ!が好きになりました。
参加したイベントの一つ「ウェディングの世界」での一枚
(https://discova.jp/program/2021sp-wedding/)
ゆづぽんが参加したイベントで最も印象に残ってると話すのは「グローバルゼミ」※です。
※「米日交流グローバルゼミ」(https://discova.jp/program/2021global/)
2021年6〜7月に開催。米日の高校生が約1ヶ月間をかけ、「編集」をテーマにグループワークを行ったイベント。
このイベントには英語が得意な人も多いことをゆづぽんは分かっていましたが、自分もここに入って色んな人と話したい!と思い参加しました。
実際のイベントでも周りの人の会話は殆ど分からなかったけれど、留学した時と同じようにコミュニケーションを取ることが楽しく、また、日本人の「なんとなくな意見」と、海外の「自分らしい意見」の差を再確認し、改めていい刺激を受けられたそうです。